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本日はバンドの練習日。メンバーが東京、横浜、横須賀とバラバラなのでスタジオは中間の桜木町セーラを使っている。実はここ、ぱど本社のすぐ隣という事もあり、入社当時からよく使用していた。駅から近いわりに予約が取りやすいので重宝している。
私のほとんどのスタジオ、ライブ、レコーディングで使用している相棒(スネアドラム)が、ラディックLM402だ。言わずと知れた名器だが、高校を卒業したばかりの時分に、御茶ノ水の楽器屋でセールとはいえ、5万円以上も出して買ったので、思い入れもひとしおだ。試し打ちした時の感動は忘れ得ぬものがある。ホワイトウェザーヘッドの小気味良いリバウンド感(ザラツキ感のあるホワイトウェザーヘッドがクールだと思う)、粒立ちの良さ、リムを噛ました時の抜けの良さ、そしてラディックという響き、ロゴ…全てが最高に格好良すぎだった。
途中2年ほどチューニングに悩んだ時期がある。スナッピーを固定をする紐が以外にもろく、切れたり緩んだりして、なかなかチューニングが決まらないのだ。今では程よい力加減を覚えた。
気の会う一芸を持ったミュージシャンとセッションをしていると、ラディックは様々な表情を見せ、オーナーの私自信、楽器に感心するだが、そのうち人馬一体ではないが同化してしまう。
その間は、煩わしい事を全て忘れて、周りのミュージシャンの指の動きや、呼吸、目線、出音、そして自らの全身の動きに集中できる。やっぱり演奏している時が、一番楽しいのだ。とっとと稼いで、スタジオ付き住宅にクラッシッククラディックセットにイスタンブール、パイステのシンバルを揃えて、毎夜の如く演奏に繰り出したいな!