戦国は紀州の豪族、雑賀党の領袖、雑賀孫市。戦国期の鉄砲用兵集団としても知られる雑賀党の棟梁だ。
石山本願寺の篭城戦では、孫市の神算鬼謀の軍略と最新の鉄砲戦法が右大臣織田信長を苦しめている。

それ程に、戦国期の最新世紀、鉄砲は戦局に大きな影響を与える。また日本戦史における最新兵器の威力は、しばしば歴史を変えてきた。

信長は、長篠設楽原の戦いで武田騎馬軍団を散々に打ち破ったし、太閤の築いた大阪城は秀頼の代になって、家康の大砲に怯え、ついに落城のきっかけになる謀略に乗ってしまう。幕末には薩長官軍が、幕府軍を鳥羽伏見の戦いで、最新砲で先鋒を砕き、西南の役で賊軍になった薩摩隼人は政府軍の最新銃器に勝てなかった。

現代においても最新兵器=最新技術を駆使する事が、競争に勝つ要因となる事がある。

三十路を前に若干、好奇心が衰えた気がするが、まだまだフロントローを取るつもりで快走したい。
尻啖え孫市