今日は、数年前まで担当していたお客様に、後輩と久しぶりの同行。

これまた久しぶりに私から広告の提案をさせて頂いた。小売業のこのお客様には、受注金額の10倍はお世話になっている。

と言うのも、私が2001年、横須賀・三浦版ぱど創刊を手がけている時、初受注したお客様なのだ。
ぱどという媒体は、無料でご自宅に配布している媒体なので、創刊していない地域では、まだ配ってないのだから、認知度や信頼度は極めて低い。お客様はやっぱり様子を見たいので、創刊号から広告出稿して頂くのは、骨が折れる訳だ。

当時、媒体の創刊を手がけるのは、初めての体験であり、ましてや横須賀は私の生まれ育った街だから、情報量の少ない、利益の無い死んだ媒体を創刊する事は、万死に値すると高言し、退路を自ら断っていたので、その精神的追い詰められ感には、時に吐き気がした。


そんな背景もあり、一本目の広告、つまり今日訪問したお客様からご契約を頂いた時の安堵感は、並大抵の糞詰まりでも体感できないと思う。

しかも表4の長期契約という大型受注。

しかし、それ以上の好影響があった。

一本目の広告受注により、当時のもう一人の創刊メンバーも発奮したのか、はたまた自信を得たのか、大型案件から、小口の優良広告まで次々と受注してきたのだ。

これで尻に火がついた。

私も相方の受注ラッシュに負けまいと、「密着!ぱど営業24時」というカルト深夜番組が出来るくらいの勢いで、飛び込み、ポスティング、テレアポ、接待、深夜営業、休日出勤…それはもうコマネズミの如き働きをみせたものだ。

ネズミの隠れ里探訪記―東遊記 西遊記

気が付いてみれば、2002年2月の創刊号から黒字化を達成できた。

受注後の根拠のある自信は、営業マンに何よりの後押し。

反面、根拠が無くても自己暗示をかけて持つ自信、言葉を変えると誇りや意地は、営業マンの必須アイテムだと知ったものだ。
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