音楽の話です。再生回数トップレベルのSmall Facesのアルバム「Ogden's Nut Gone Flake」。私の人生においてthe Whoの「LIVE AT LEEDS」と双璧をなす最強アルバムです。
Ogden's Nut Gone Flake
Live at Leeds

Small Facesはこの方々。
Small Faces

スティーヴ・マリオットとロニー・レインという悲劇の天才ソングライターの競演の極みが「Ogden's Nut Gone Flake」なのです(私見)。スティーヴ・マリオットのヴォーカルも後のHumble Pie時代と変わらないソウルフルなシャウト振りが最高です。ケニー・ジョーンズのドラムは、後のthe Who時代と違う荒っぽさがアルバム全体の音質にドロドロに溶け込んでます。

ブリティッシュロックの伝説的名盤を遺しながら、それぞれ数奇な人生を辿り、終えたSmall Facesというグループとそのメンバーも大好きです。

子役時代から芸能界入りしていたスティーヴ・マリオット。1965年、Small Faces結成、ヴォーカル。モッズヒーローであり、ティーンアイドル。Small Faces脱退後、Humble Pie結成。デイヴ・クレムソンと共に黄金期を迎える。解散後、SMALL FACES再結成、その後Humble Pieも再結成。1991年、焼死。
スティーヴ・マリオット・ストーリー

ミュージシャンに愛されたソングライター、ロニー・レイン。1965年、Small Faces結成、ベース。スティーヴ・マリオット脱退後、イアン・マクレガン、ロン・ウッド、ロッド・スチュワート、ケニー・ジョーンズとFaces結成。1973年、Faces脱退後、スリムチャンス結成。1977年、多発性硬化症と診断。発病後もピート・タウンゼント、エリック・クラプトン等と活動を続、1997年、没。
ファースト・ステップ

もはや歴史的ロックバンドとなったFacesにロニー・レインの後釜として山内テツが加入した事も日本人的には感慨深いです。上海では、もうロックロールやブルースを演奏する事も、薀蓄話を肴に永延と飲む事も無いのはちょっと寂しい気もしますが、いつか現役復活を目指して、頑張ります!!