今朝から「ミクニの奇跡」を読み返している。著者は、ブルースをやっていた頃の先輩、カメラマン石井氏の紹介で知り合い、お世話になっている松木事務所代表松木直也氏だ。
当書では、米屋の丁稚奉公からフレンチ料理界で世界にその名を響かせるシェフ、三國清三氏の軌跡(奇跡)を綴っている。三國氏の常に現状をよしとしない向上心、世界中のライバルに負けまいとする競争心、そして何よりも夢に向かってひたむきに挑戦し続ける姿は、業種を通り越して、男の生き様に感服させられる。
三國氏の料理には、そんな生き様が、根深く染み入っている事だろう。変な力を肩肘に入れずに、彼の料理が食べれるようになってみたいものだ。


ミクニの奇跡