今朝は町田営業所に研修のため出勤。維新後の中村半次郎改め、桐野利秋を描いた「人斬り半次郎 賊将編」を読みながらの通勤。剽悍かつ勇敢な薩摩隼人の典型ともいうべき桐野利秋関連の書籍は、「翔ぶが如く」、「人斬り半次郎 幕末編」、短編「賊将」などを読み、私個人としては数年来の桐野ファンである。
桐野の人物評はここでは控えたい。私個人が桐野利秋から大きな後押しをされたのが、横須賀版ぱど創刊時であった。ぱどは創刊後、何年か経て地域に馴染まないと利益が出ないビジネスモデルであるとか、戸数が少なく商圏的に大きくない地方都市では苦戦するといった、潜入感を一網打尽に打ち砕きたかった。そこで以前からファンだった桐野の「今にみちょれ」という不屈の闘争心、颯爽とした決断、行動力を自らに置き換え、一心不乱に業務にあたる事ができた。

無論、私なぞが桐野に及ぶまでも無い事は分かりきっているが、ここは気分の問題だ。結果として、同僚、お客様のバックアップのもと、横須賀版ぱどは創刊号から収益ベースに乗せる事ができた訳で、忘れえぬ経験をさせて頂いた。史家は、桐野がごときが大西郷を死なせたという評もあるが、少なからず、学ぶべきところもあると私は思う。夢に生き、夢に散った男の生き様を垣間見たい方におすすめの一冊だ。
人斬り半次郎 幕末編
人斬り半次郎 賊将編