消火風景雨交じりの天候の中、出勤しようとすると近所で火事があったらしく、消防車、消防員の方が消火活動後の現場検証をしていた。

江戸の火消しで思い出したのが、忠臣蔵で有名な浅野内匠頭長矩だ。正確には彼の祖父、浅野長直が大名火消しとして名高かったのが事実。

しかし後の人々は浅野家といえば大名火消しの頭領という事で、吉良邸討ち入り時の赤穂浪士に火事装束を装わせたが、これは史実でなはいのだ。

歴史というのは、人々の印象で大きく変わる。そして、その物語があたかも史実のように人々の記憶に受け継がれるのである。

大石内蔵助の生涯―真説・忠臣蔵