大学の後輩が富山に帰る。

大学入学と供に上京して10年。我々との付き合いも10年になる。

お別れ会は品川の王手チェーン居酒屋で飲んだ後、近くの王手チェーンカラオケ店で大合唱&飲み、という昔ながらの我々のパターン。

我々が青春時代を過ごした90年代はバブル崩壊とか、長引く不況とか、就職氷河期とか言われていた時代だが、当の本人達はその社会状況を当たり前の空気として吸い込みながら大人になった。

同期の連中は、広告代理店、証券会社、人材派遣会社、航空会社、製薬会社、パチプロなど職業はマチマチだが、各々のポジションで頑張っている。

それなりの収入もあり、それなりの贅沢も経験してきているだろうが、皆と集まると当時と同じ遊び方(格安チェーン店、飲み&カラオケ)をして、当時と同じように喜んでいる。

これも90年代に学生、就職を経験した世代の傾向なのだろうか?

ふと帰りのタクシーで思った。私のカラオケ嫌いも変わってないようだ。