大阪ガスと言えば言わずと知れた都市ガス業界最王手企業だ。

その大阪ガスの記事と芝野社長の談話が週間ダイアモンド早春号に掲載されている。

キンレイに代表される優良子会社を売却してでも「集中と選別」を推し進める経営陣の意思と覚悟と個性が読み取れる。

大阪ガスと、ぱどグループは遠からぬ関係にある。
ぱどグループのフランチャイズ第1号が、大阪ガス100％出資の株式会社エルネットであり、現在は西日本のFC本部として、近畿、中部のフランチャイジー企業様を束ねて頂いている。

またエルネットは、株式会社ぱどの大株主でもあり、この世界最大のフリーペーパー事業であるぱどを二人三脚で作ってきたのがエルネット、そして大阪ガスとも言えよう。

そんな事もあり、私も昨年は数ヶ月に一度、関西に出張していた。

エルネットが、ぱど事業をはじめて手がけた枚方市を中心とする京阪地域にも昨年、同行営業で訪れたが、情報誌ぱどの影響力（媒体力）の並々ならぬものを肌で感じた。

ぱどのような地域ど密着型の宅配フリーペーパーは、都心部よりも郊外且つ、商圏が狭いか、ある一定の範囲内で住民が消費行動をする傾向がある地域にフィットする。

関東で言うと、渋谷区より大田区、横浜駅より鶴見駅、さいたま市より春日部市、草加市、川口市の方が広告反響率が高く、情報（広告）が集まりやすい傾向がある。

地理的に大阪郊外にあたる枚方市や寝屋川市では、ラーメン屋のオッサンから喫茶店のオバちゃんまで、熱烈なぱどファンだったのだ。

読者に愛され、重宝がられ、使われて、行動して頂いて広告主様に喜んで頂ける媒体…我々が目指す媒体像を見たのだ。

ぱどグループは、日本全国で1,252万部の情報誌を発行する一大インフラメディアに成長した。情報とエネルギー、性質、形状は全く事なるが、このインフラビジネスのシナジーを想像し、ステークホルダーの皆様に新しい価値観とサービス、そして利益を創出する事が我々の大きな一つの目標となっていくだろう。