池波正太郎の「江戸の暗黒街」は、江戸に生きるワケ有りな男と女の短編集。
池波作品らしい小気味いい展開と、根岸をはじめ、浅草や日本橋、湯島、下谷、三ノ輪、巣鴨、本郷、両国、上野など下町が舞台となっており、この界隈に住んでいる私としては、馴染み深い小説という事もあり、一気に読み終えてしまった。

お江戸の暗黒街は、今も昔もあまり変わりないのかもしれない。

舞台を高層ビルに移して。
江戸の暗黒街