夜神楽を観賞する。本来、三十三番まであるのだが観光用に抜粋されていた。秋の実りに対する感謝と翌年の豊穣を祈願する神楽。

手力雄(たぢからお)二十四番、手力雄(たぢからお)。

天照大神が弟、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の悪戯に辟易して隠れてしまった大穴、天岩戸(あまのいわと)を探しあてるところ。
天鈿女命(あめのうずめのみこと)二十五番、鈿女(うずめ)。

天岩戸の前の舞神楽のはじまりという。
伊勢神宮界隈で見た天鈿女命(あめのうずめのみこと)の絵画は乳房も露わであったと記憶している。八百万の神々も我を失う妖艶な踊りだったのだろう。隠れていた天照大神も思わず顔を出してしまった。

戸取(ととり)二十六番、戸取(ととり)。

手力雄命が天岩戸を開き天照大神が再び世に出る。渾身の力をこめた手力雄命は顔面が紅潮して赤くなっている(面を変えている)。