MAによる寡占が続く酒とたばこ市場。ベンチャーが生まれる余地はあるのだろうか。健康煙草とか、翌日、元気になっちゃう酒とか。需要はすさまじいはずだ。
■酒とたばこの世界で考えるM&A
酒とたばこ。飲み過ぎ、吸い過ぎを戒める注意が商品などに書かれ、税金負担が大きい2つの嗜好品は世界市場でのありようも似ている。実際にサントリーHDの動きは、規制が厳しく寡占化で先行するたばこ市場でM&Aを進めるJTの姿に重なる。
たばこの上位ブランドを見ると、1位がフィリップ・モリス・インターナショナルの「マルボロ」、2位がJTの「ウィンストン」、3位がブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の「ポールモール」と続く(ユーロモニター調べ)。4位以下もJTの「メビウス」や「キャメル」、BATの「ケント」などいずれも発売から50年あるいは100年たつブランドが多い。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO65544540Z10C14A1SHA100/