昨日、2014年2月19日の朝日新聞神奈川版の記事について、補足させていただきます。当方のコメントとして、下記のように記事になっておりました。

地元のYRPについては「交通アクセスが不便で、ベンチャー企業では、業界のにぎわいを創出できない」と評価し、進出に消極的だ。


上記、当方の発言に間違いありませんが、補足の必要があります。
まず、前提としまして、当方は、生まれ育った街、横須賀の魅力を地元の方にも、また日本中の方にも、世界中の方にも知っていただきたいと思って活動しています。温暖な紀行、海と山、都心へのアクセスの利便性、そして米軍基地がある街、独特の雰囲気。横須賀はいいところです。

地元の方々に横須賀の魅力を知っていただこうと、当時、勤務していた(株)ぱど社で横須賀版のぱど(フリーペーパー)を創刊しました。会社のバックアップもあり、創刊号から黒字、広告の反響も上々で、横須賀のお客様からも喜んでいただきました。横須賀で生まれ育ち、横須賀で働く。幸せなひと時でしたが、「横須賀の相澤で終わりたくない症候群」が発症し、最終的には「世界の相澤」を目指すと息巻いて、上海にまで旅立つわけです。

横須賀から離れて10年。現在、おかげさまで会社の経営をしております。会社にとっても、横須賀にとってもメリットのあることを実現すべく、ベタではございますが「ITで活性化」ということで、シリコンバレーならぬ、ヨコスカバレーを立ち上げようとしているのが、今日現在の動きです。

前提説明が長くなりましたが、当社のような小さなベンチャーが、YRP野比に入居しても、火種にはなりえないだろうと判断した次第です。むしろ、横須賀中央や汐入などに拠点を作り、移動コストを最小に抑え、必要に応じて東京、横浜に速攻で攻め入ることができる陣形を敷きたい。また勉強会や交流会を開催する際も、横須賀中央の方が人を集めやすいだろうし、東京からも人を呼びやすい。
そして何より、横須賀のダウンタウンと結合していることが、横須賀で仕事をする大きな意味だと、横須賀人として強く思っています。中央酒場や、忠考、銀次、一福などダウンタウンの文化を体感しないと横須賀の味は、味わえないのです。

もう1点、横須賀中央の坂上である上町や、汐入の坂の上、いわゆる谷戸と呼ばれる地域では、より利便性のいい地域へ住民が引っ越していく傾向にあり、空き家が増えており、横須賀市の課題となっています。

■谷戸の空き家に"光"
http://www.townnews.co.jp/0501/2013/01/01/171341.html

この谷戸にベンチャーや開発者を集めて、文字通りのヨコスカバレーを立ち上げようと考えているのです。なんで不便な谷戸に?という声もあるかもしれませんが、若者であれば、ダウンタウンまで10分もかからず歩けますし、坂道や階段も全然、苦になりません。むかし、バンドの先輩が汐入の谷戸で家族と住んでいましたが、一戸建てで家賃も安いし、けっこう広いから、友達も呼べるので、よく飲み会など開催して、楽しいひと時をすごしたものです。勢いのあるベンチャーが集まったら、絶対楽しい唯一無二の「場」になります。

こんな活動をすることが、自分ができる「火種おこし」だと考えていますので、冒頭の記事のコメントになったわけです。ベンチャー企業とは、当社のことで、世間一般の企業様ではないことも明言いたします。ヨコスカバレーで成功し、規模が大きくなったら、胸を張ってYRP野比に進出すればいいのです。将来は、横須賀の人で溢れるYRP野比の姿を見てみたいです。実現させないといけないのかな。

昨晩、三等兵が横須賀行きを快諾してくれましたが、当方と横須賀に行ってみたい方、まずは一杯飲みに行きたい方、お気軽にお声かけください。週末は横須賀中央あたりで飲んでいる可能性が高いです。

最後に記事にしてくださった朝日新聞の記者の皆さま、ありがとうございます。問題提起いただき、感謝しております。今後の横須賀にぜひ注目ください。

以上、長くなりましたが、補足させていただきました。
一福